2.8 メニューバーの設定

今回の目的
 メニューバーは初期状態のままでもさして問題はありませんが、
 せっかくなのでいろいろな設定方法を覚えましょう。

 本節の命令は全て「定義ブロック」に書きます。

 


メニューを消去

 デフォルトのメニューバーには、上の9つのメニューが用意されています。

 しかし、この中にはゲームによって不要なものも存在します。
 そこで必要のないメニューを消去して、すっきりさせましょう。

*define

killmenu 0
killmenu 3
killmenu 5

clickstr "」。!?",2

game
*start

メニューバーが変化しました。

end

 メニューが6つに減りました。

 「killmenu」はメニューバーのメニューを消去する命令です。
 後に続く数字で、左から何番目のメニューを消すかを指定します。
 一番左のメニューは0番目になります。


 この場合に、「画面」を消したいなら「killmenu 0」と書きます。すると…


 「画面」が消去されました。

 さらにメニューを消去したい場合は、既に消去されたメニューを抜かして考えます。
 「ボリューム」を消したいなら「killmenu 4」と書かず、「killmenu 3」と書きます。


 「ボリューム」が消去されました。

 同様に「CD-DA」を消去したいので、「killmenu 5」と書きます。


 最終的にこのようになります。

 


バージョン情報
 「バージョン情報」を押したときに、表示されるメッセージを設定します。

*define

versionstr "NScripter 講座","version 1.00"

clickstr "」。!?",2

game
*start

メニューバーの「バージョン情報_」を押してください。

end
 「versionstr」の後ろに一行目の文章二行目の文章を書きます。
 指示どおり「バージョン」情報をクリックすると、

 
 こんなメッセージボックスが表示されます。

 


ウィンドウタイトル
 ついでなので、ウィンドウのタイトル変更も説明します。

*define

caption "NScripter 講座"

clickstr "」。!?",2

game
*start

ウィンドウのタイトルが変わりました。

end
 「caption」の後ろにタイトル名を書きます。

 
 画面左上にタイトルが表示されました。

 「caption」は定義ブロック実行ブロックの両方で使えます。
 ゲームの進行に合わせてウィンドウタイトルを変更させるのも面白いかもしれません。

 


まとめ
 意外とメニューバーの機能を重視するプレイヤーもいます。
 むやみに消去するのではなく、本当に必要な機能がどれなのかよく吟味しましょう。

 バージョン情報は、バージョンUPごとに細かく書き換えた方が、プレイヤーに親切なだけでなく 自分で後々確認したい時にも役に立ちます。

 次節では、テキストやファイルをアーカイブします。

 


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